海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

講談を好きになっていく過程

講談、なんで好きなの?

ふと、改めて講談の好きなところを箇条書きしていきたいと思ったのでします。 ・音だけでも楽しめる気軽さ(映画を見たり読書する元気がないときでもOK!) ・想像力を働かせて楽しむことができる ・話がシンプルであったり突破であっても読み手によって魅力が…

理想に対する視点を増やす

第50回NHK講談大会のトリが神田松鯉先生で「無筆の出世」でした。 このお話は、文字の読めない男が「この者を斬ってよい」と書かれた手紙を届けにいく最中に偶然助けられ、勉学に励むようになる。そうして出世したのちに、手紙を書いた前の主人を呼び出して…

神田伯山の独演会で元気をもらった話

神田伯山先生の独演会に行ってきました。 2021年3月4日大宮ソニックシティにて! コロナ対策で2505席のところ794席で開催。 観客席は仕事終わりのリーマン、若い女性、高齢のおばちゃんグループ、などなど老若男女さまざまでした。 前座さんが「海賊退治」。…

「忠臣蔵」ってなぁに?

講談で人気の赤穂義士伝?忠臣蔵?ってなぁに?と思って歴史ヒストリアで忠臣蔵の回を観ました。 こういう経緯があって…亡き主君に忠義を尽くすために、死ぬものと覚悟して46人で討ち入り……つまりはまぁ首を取りに行くという…武士道だ…ナルホド…と流れを理解…

感想『桂馬の高跳び 坊ちゃん講釈師一代記』

六代目神田伯山の大師匠にあたる二代目神田山陽の自伝。 神田伯山のPen BOOKSで「これは絶対読んでほしい」と紹介されながらも絶版であった『桂馬の高跳び 坊ちゃん講釈師一代記』が文庫版として出版されたのでわくわくしながら読みました。 お金持ちの坊ち…

感想『人生を豊かにしたい人のための講談』

いま人気の6代目神田伯山(松之丞)から講談を知った典型的なにわかが私です。 講談を聞いていると疑問が湧いてきます。 講談とは一体なんぞや???? 聞けば聞くほど講談のイメージがぼんやりしていきました。読み物のジャンルがあまりに広い。講談師のス…

あまりに確かな衝撃・講談「いかけ松」

『日本の話芸 一龍斎貞水 講談「文化白浪 いかけ松」』 https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2020072624265 あっ、人間国宝の人じゃん!観よ〜!となんとも軽い気持ちで観たら衝撃を受けました。 いかけ屋という職業の松五郎の生い立ちから、悪に走るまでの物語…

はじめての、寄席!

神田伯山にハマりまして、(https://a2020-01.hatenadiary.jp/entry/2020/05/10/223430 ) 新型コロナ禍で閉まっていた寄席が遂に再開されたので実際に足を運んだお話です。 人数制限をして席を開けるなど対策のあるなかでの新宿末広亭7月の上席はなんとも豪…

『絶滅危惧職、講談師を生きる』感想

GWに神田伯山にハマった話 - 海底の先 https://a2020-01.hatenadiary.jp/entry/2020/05/10/223430 ハマり続けておりまして、本を買いました。 神田伯山をラジオ、テレビ、YouTube…いろんなメディアで見ると、不思議に思うことがありました。なにかを突き詰…

GWに神田伯山にハマった話

きっかけは、ファミリーヒストリー。 有名人の先祖はなにをしていたかということを調べていくNHKの番組で、2020年4月27日の放送内容が「講談師・神田伯山。100年以上前、5代前の先祖が南米に向かい、その後、消息不明になっていた。今回、その人物が…