海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

自分の感情への疑い

 

私は困ったことに、生理前に情緒が不安定になるめんどくさい女なのである。

 

昔の話だが、お付き合いしていた人の発言や行動に対して生理前だけ不安になったりムカついたりすることがあった。

それだけならまだしも、なんだかとっても気持ち悪く思えてしまうのである……

「生理前だけ彼氏のことがキモくなる!どうしよう!あれ?でもこれはいつもは我慢しているということなのでは??」といった具合だった。

 

混乱したメンヘラ女の一丁上がり!

 

ホルモンだかなんだかに自分の感情が操作されている、自分が自分でコントロールできない。いつが本物の自分や感情なのか?そもそも通常のときなんてあるのか?

 

自分の存在や意志は一体なんなんだろうかという疑いを持つようになった。

 

なんてめんどくさい女なんだと自分でも思うが、程度は違っても人間の感情は自分でコントロールできないシステムで動かされているものなんじゃないか。

人間の動物性。

このことはみんな感覚で分かっているけれど、そんな恐ろしい脆さを直視せずに自分のことは自分でコントロールして自らの意思で行動していると思っているんだと思う。

そうじゃなきゃ恐ろしくってなにもできないわよ。

そうでないとなにもかもが幻想になってしまうし根本的な自信を失ってしまう。

 

だからそれでいいんだけど、自分以外の人を見るときは人間の感情の脆さに対する視点も必要なんだろうなと思う。

過度に相手を責めたりしないためにも、できるだけ自分を自分でコントロールするためにも必要な視点なんだろうなと常々思うんだよ。

 

…でも自分は自分でコントロールできるものだ、だから他の人もそうなのだと疑いもせず自信を持って思っているほうが動物として強いから人間社会でも強いんだろうなとも思う……

 

人間社会で自らも生き残りつつ、人に理性的に優しくなるためにはどれだけの強さが必要なんだろうか…… 

 

主旨もなんもない文章になってしまったので、とりあえずここらへんで終わりにします。

 

おやすみなさい。