海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

抽象的な決意

 

とても抽象的に書こうと思います。

 

 

人が決断するときは、今よりも良い方向へ行ける道を選ぶ。

 

どんなにネガティブでも、逃げるという趣旨であっても、最終的な決断は良い方向へ向かえる道を選ばなければならない。

 

なにを良いとするか、また、向かう方向を良いものに結果的にできるかどうかは自分次第でもある。

 

学生時代に進路だのなんだの決断してきたときは未来しかなかった。なにも持っていなかったが、そのぶん身軽さと若さがあった。強制的に時が過ぎたら前に進んでいた。

今はなにかしら決断をするときは過去と現在も天秤に乗ってくるようになった。20代後半、歳を取ったなと思う。歳を取ったからこそ未来に明るいものが欲しくなるようになった。10代の頃のなんでも吸い込むスポンジのような頭はいつのまにかなくなり、身体もこれからは老いていくばかりだという事実を実感として理解している。

その下り坂の身体を持ちながらただ生活のために様々なものを見失った毎日を繰り返すことには耐えられない。

耐えた先にはなにもない。

 

すこしでもなにか積み上げられるものを。

世の中に愛おしいものを。

未来への希望を。

すこしでも良い方向へ。

若さがなくなってきたことを自覚したら前を向くしかないのだ。天秤にかけて選ばなかったものを無駄にしないためにも心を強く持つしかない。

私の人生は私のものでしかない。

大丈夫、なにも怖くない。 

 

追記📸

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