海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

ナミダ・コント・ロール

 

 急に職場で泣いてしまった。うわ〜、最悪だ。さいあく。サイアク。

 

 感情的な女。精神が弱い。幼稚。うわ〜。2年ぶり2度目。2度あることは3度ある。あったら困る。

 

 泣かないように完全に身体をコントロールしたい。だけど涙が出ちゃう、女の子だもん。

 いや、マジで涙のコントロールって完全には不可能じゃね???勝手に出てくるんだわコレ。

 

 よくあるような困ったことがあったわけだけど、普段ならなんてことなくて、でもタイミングがいろいろ良くなかったんだろう。コップの水が溢れてしまった感じ。はらはらはら。

 

 さっとトイレに逃げたけど、マスクがぐっちょぐちょ。うわー。

 

 私の可愛い可愛い社会性ちゃ〜ん。どこ行ったの〜??

社会性ちゃん「あなたはいま限界だから私は下がってるわね」

臓器たち「休め休め休め!(「半沢直樹」の詫びろ詫びろ詫びろのトーンで)」

涙ちゃん「私いま元気100倍!どんなに私を拭こうと代わりの私がたくさんあるわ!」

両目ちゃん「目だけでは動線が足りません!緊急回路、鼻を使ってください!」

心ちゃん「はやく戻らないと仕事が!こんなに泣いたら目が真っ赤に!社会人失格!最悪!」

社会性ちゃん「まずは君が落ち着け」(水ドンならぬ鼻水ドン)(シンゴジラの名セリフをこんな使い方してしまい土下座)

 

 「別になにもありませんけど??」みたいなテンションで元に戻り、普通に明るい声で会話する。更には「集まってください〜」といつも通りに人を集めて話をする。真っ赤な目だけど。

 

 誰もなにも突っ込めない、突っ込む必要もない。すべてはなかったことになる。ヘッヘッヘ。そういう図太さはあるのだ、私には。