海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

バカの一つ覚えも時には大切

ウクライナとロシアの関係が大変なことになってるんですね。

 

国際情勢に疎く、さっき知ったというレベルなのでそれそのものについて語りたいわけではありませんが………

 

ウクライナとロシアの歴史をサラッと知ったりして、いろいろと思うところがありました。

 

子どもの頃によく思った「なぜ戦争は起こるんだろう」ということの答えのようなものについて再度見つめてしまったというか。

 

1回の事件で起こることではなく、今までの長い長い歴史のすべてと、様々な政治的判断の積み重ねで起こるもの。

だから、客観的に何が起こったか事実の判断は困難を極めるし(そもそも1つの正しい見方はないのだろう)、難解で分かりにくいのだ。

国民に届く情報は正確であるとは限らない…そもそも正確な情報ってなんだ?

そのなかでそれぞれがそれぞれの立場で歴史や現在の物事を解釈して考えを強めていくから、互いに正義を持っている。

お互いに正しいことをしていると思っている。

 

複雑に絡み合って起こる現象が戦争だからこそ、「戦争は絶対にいけない」というシンプルな考えは意味を持つのだと思う。

 

小学生の頃は平和教育をまじめに受けつつ、戦争の悲惨さだけをとにかく学ぶことはなにか本質を欠いているような気がした。

でもそれでよかったのだと大人になると思う。

 

「戦争は絶対にいけない」と主張するだけじゃ平和は訪れないし、武力のようなものを持つことも現実として必要だけど、だからこそ「戦争は絶対にいけない」とシンプルな考えが大切なのだと思う。

 

当然のことなんだけど、改めてこういうことを見つめるといろんな思いが出てくるね。

 

もし子どもの頃に別の教育を受けていたら私はその世界観の中で生きていたのだろうと思うよ。

 

そして戦争の悲惨さを学びながらも特定の国へ反感を抱くことのないような平和教育を受けられたのは第二次世界大戦があったからと言えるし、それを無駄にしちゃいけないと思うし、人類は人類の愚かさを忘れちゃいけないのだ。

 

安直にこっちの国が悪いとかあっちの国がなんか怖いとか、なんとなくのイメージで持ちそうになるんだけど気を付けなきゃなぁと思ったよ。