海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』感想

 

⚠︎ネタバレを含みます⚠︎

 

⚠︎一回観ただけの勢いで書いているので、私自身の感想が今後変わる可能性もあります⚠︎

 

ではでは…

 

 

エヴァは観た人それぞれ思い入れがあるだろうなと思う。自分の人生と重ね合わせてみたり、長い時をエヴァと共に歩んでいったり、または思春期に狂わされた苦い思い出だったり。

 

私にもまぁ、いろいろな思い入れがあるのだ。

 

そのうえでシンエヴァの感想を簡潔にするとしたらそれは、「終わらせてくれてありがとう」だ。勝手な思い入れなのだが、私の人生の伏線の回収ができた。ようやく終わったね。おめでとう。

 

 

すごく綺麗に終わった。

 

シンエヴァでは、なにかウラがありそうでなにやってるか分からない奴ってのが最終的にいなかった。

様々な謎や登場人物の行動、感情がちゃんと説明されていて最後はみんな良い奴で終われた(気がする)。登場人物たちの長い苦しみが成仏した気がした。

 

子どもが成長して親を乗り越え、自分のパートナーを見つける。

言ってしまえばすごくありきたりだ。すごく分かりやすいストーリーだ。シンジくんたちが悩み続けてきたことの根本は、人との関係性だ。だからハッピーエンドならこうなるしかない。

でもそうやって終わらせることのできなかった旧劇がある。だからこそこの終わりがきたことにホッとしている。旧劇の苦しみがあるからこそ新劇が輝く。苦しみは苦しみのままに存在し、私たちは大人になる。

 

 

「さらば、全てのエヴァンゲリオン

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