海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

「ネットの片隅でアイを叫んだけもの」

ブログを書くことを習慣にしたら、文字にしたいと思うことが日常でふわっと出てくるようになった。それは深掘りしたい感情や場面があり、なおかつ意識できるということだ。

 

ああ!自分が確かに存在している!

 

社会人になってからの忙しさなどで自分の思考がなくなっていく危機感があり、そこから小説や音楽で心を動かして記録をしたいという気持ちがあった。

その段階から、日常において心が動いているというところまできた。これはすごいことなんじゃなかろうか。

 

しかしその心の動きは放っておくと、流されて忘れてしまう。余裕があるときはブログの下書きにメモをする。文字にしたいと思ったときの感情の動きをなるべく忘れるなよ、私。

 

感情を深掘りするときに自分の頭の中だけでするときと、それをブログとして文字にするときには感覚のちがいがある。自分の頭の中だけですると堂々巡りになってしまうことがある。なおかつ終わりが見えない。

ブログではそうはいかない。記事は必ず終わらせなきゃいけない。ブログを書き始めるときは一応なにを書くかは考えて取り掛かるわけだけど、記事の終わりに向けてどう転ぶか分からない。書いていると途中で思ってもいなかったほうにいくこともある。自分の思考パターンに新しい道がいつのまにかできている。

 

楽しい!自分を見失っていたところから回復して、自分のなかに新しいものまでうまれているのである。まだ知らない感覚がこの世にはあるのだなあ!

 

「おめでとう」