海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

愛に証明書はないのよ

 

好きならそんなことしないんじゃないの?、って潔癖になって勝手に辛くなったことがめちゃくちゃあります。

 

家族関係、恋愛関係、友人関係…仕事もか?

 

相手と深い関係だと(その頃の)私の存在理由にも関わってしまうので、意固地になってしまう。

どーーせ私のことなんていらないんでしょ!!嫌いなんでしょ!!って思うけど、そんなこと言うのは子どもっぽいから言わない。今思えば、子どもっぽくとも本音を言ったら否定してくれて解決したのかもしれないね。

 

少なくとも子どもの年齢ではない今であれば、人は正しい愛し方を知っているわけではないと分かります。

ずっと同じレベルで同じ種類の好きを維持できるわけではないことも分かります。

白か黒かではないことを知っています。

だから黒である証拠を集めて白ではないと潔癖になることには意味がないのだと思うようになりました。伝わるかな。

 

今であれば、人には得意不得意があることを理解できます。

例えば、指摘されたときには感情が混乱してしまってすぐに謝れないこと。遅刻しがちなこと。うまく本音が言えないこと。優先順位を間違えてしまうこと。

人として良くないというのは確かそうで、でも欠点がない人間がいないというのも事実。

お互い様ということを知っています。

その欠点を擁護する必要も受け入れる必要もないけど、その欠点のせいであるはずの好意まで否定しまうのは悲しい。

 

好きじゃないんでしょ!という感情にまで発展させないで、不満があればその不満だけの問題としてどうするかを考えると息がしやすいのかもしれない。

 

いろいろ分かるまで大変だったな!