海底の先

日常や本、映画などで心が動いた瞬間を文章にします。

音は言語

 

私は音楽というものが分からない。無知である。多分あんまり音程というものの概念も理解していない。どんな楽器がどんな音を出すのかもよく分かっていない。そしてその無知のうえに音そのものに対する感受性が低い。

 

音楽に対する感受性が高い人は、音に対して色というか映像を見ているのではないか。同じ譜面で同じように弾いても弾いた人によって違いがあるんだろう。私が取りこぼしているいろんな情報を受け取ることができる。それが酷く羨ましい。音楽の分かる人の世界がある。音で伝わることがある。

 

それが分かるのが当然の世界に放りこまれたら私はきっと言語が理解しにくいことや喋れないということになるんだろう。なんかいろいろ考えちゃうね。