おやすみの水曜日。
目覚まし時計をセットせずに自然におきて、朝ごはんを軽く食べて、布団を干して、掃除機をかけて、ちょっと息が上がるくらいの体操をした。
お昼時を過ぎるのをあえて待って、歩いて1人で回転寿司屋さんに行く。
タッチパネルで好きなネタをどんどん注文する。回転寿司なのにレールにはなにも乗っていない。なにせ、広い店内に客は私ひとりである。
えび、牡蠣、子持ち昆布、かに、数の子、ひらめ……サービスの味噌汁、ハッピーアワーで安くなってるハイボール。
イヤホンをして落語を流す。(お行儀が悪い)
ほろ酔いになりながら、ひとりで食べる食事は自分の気分が良いようにすべてコントロールできる快楽を思い知る。
好きなものを頼んで、好きなタイミングで好きな量を食べる。会話ではなく味に集中してよい。時間を気にしなくていい。なんて気持ちがいいんだろう….…
人と会話しながら食べるのも楽しいけど、それが厳しいコロナ禍には「お一人さま」の快楽を存分に楽しみたい。それをこれからも楽しめるの世の中であってほしいと切に願う。